個人的なことですが、最近ジョギングを始めました。
そこで思わず、長続きするのだろうか?という疑問が一瞬頭に浮かんできました。
ただ私(所長)は長い期間に渡って税理士試験の受験生活を、仕事をしながら続けてきた過去があります。
その経験などから、ダイエットでも勉強でも、何かを継続するために必要だと考えられるある一つのポイントについて述べたいと思います。
その一つのポイントとは、「手を抜く」ことです。
意外かもしれませんが、特に日本人はこれが苦手です。
真面目な国民性なのだと思います。
でも自分はけっこういい加減だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし例えば会社で残業があったらどうでしょうか?当たり前にやるのではないでしょうか。
これが外国だと全く感覚が違うのです。
なぜ残業などするのだ?という発想です。
全ての外国人がそうだとは言いませんが、彼らから見れば日本人は真面目を通り越して自虐的、自傷的に映っていると思います。
本当にいい加減な人は残業って何?ぐらいにしか思っていません。
それほど真面目な感覚が知らないうちに身に付いているのです。
そこで考え方を柔軟にして、ジョギングであればどうやって手を抜くかを考えてみると発想が変わると思います。
普通の日本人はどうやってジョギングをうまくやるかを考えてしまうのです。
これが何でも長続きしない原因ではないでしょうか?
まず走る場所ですが、わざわざ大きい公園や、今流行っている皇居の周りとか、そんなことを考える必要はありません。
手を抜いて自宅の近所で十分です。
ランニングウェアもそこら辺のお店で買った安いもので全く問題ありません。
シューズも普段散歩で使っている運動靴をそのまま使います。
そしていざ走り出して、ちょっと疲れたら歩けばいいのです。
どうでしょうか?
テレビのマラソン特集で流れている「かっこいいランナー」とはイメージがかけ離れているはずです。
でもそれでいいのではないでしょうか?
「手を抜く」といってもサボることではありません。
心の力み(リキみ)を上手く抜くことが大切なのです。
言い方を変えれば、始めからハードルを意識的に低くするということです。
できればそのハードルをコントロールできればなお良しです。
私の税理士試験の受験も、ある意味少し手を抜いたところがあったので、何とか続いたと思っています。
この力まない感覚は、生活のあらゆる場面で必要なことかもしれません。